危篤から臨終の対応

死亡後は速やかに関係者へ連絡を入れましょう

更新日:

038

早急に近親者への連絡を入れましょう

死亡の宣告を受けたら、危篤のときと同様に関係者に連絡をしなければなりません。この場合の連絡は、すぐに来てもらいたい親族などへの連絡通夜や葬儀に来てもらうための連絡の2種類に分けて行う必要があります。

すぐに来てもらいたい人への連絡は、死亡を確認したらすぐに行います。この時に、まだ通夜やお葬式の詳細な日程が決まっていなくても、すぐに連絡しましょう。連絡する相手は、危篤のときに連絡した人と同じと考えればいいでしょう。
(参考記事:「危篤を告知された時にはどの範囲まで連絡をしたらよいでしょうか?」)

この時も、連絡方法は電話が一般的です。危篤の知らせを受けて寝ずに待っている人もいるかもしれませんから、早朝や夜中でも遠慮せずに連絡しましょう。その際には「夜分遅く申し訳ございません」と、最低限の礼は尽くしましょう。もちろん携帯電話でもかまいません。

伝える内容は、「故人の氏名」「死亡時刻」「死亡した場所」「死亡原因」などですが、危篤のときに伝えていることがあれば省略してかまいません。
また、通夜や告別式の日時や場所が決まっていれば、それも伝えます。決まっていなければ「追ってご連絡いたします」と言って電話を切りましょう。

近親者以外の人への連絡は詳細が決まってからでもよいでしょう

友人や知人、勤務先、所属団体、町内会など、急を要さない人への連絡は、通夜・葬儀の日時・場所が決まってからのほうがいいでしょう。以前は印刷された「死亡通知状」を郵送するのが一般的でしたが、現在では電話ですませるのが主流になっているようです。

伝えるべき内容は、「故人の氏名」「死亡日・時刻」「通夜・告別式の日時・場所」「喪主」などです。通夜に間に合えばいいわけですから、極力、深夜や早朝は避けて常識的な時間に連絡するようにしましょう。

現在は連絡手段として、FAXやメールという方法も手もありますが、できる限り、直接、伝えたほうがいいですね。なお、電話で伝えたあとに通夜・告別式の日時や場所をFAXやメールで連絡するのは、間違いをなくすためにもよい方法です。

ここで一番大切なのは、連絡もれを防ぐことです。たとえば、一家の大黒柱の人が亡くなった場合には、勤務先、お得意先、プライベートな交友関係、古くからの友人など、連絡すべき相手はとても多くなります。遺族が、これらのすべての人に連絡するのは物理的にも不可能でしょう。

しかし、このような場合、直属の上司や部下には直接連絡するのが礼儀ですが、そこから先は死亡の連絡を受けた人にまかせたる方法も良いです。特に友人・知人関係は、親しくしていた何名かに連絡し、あとはその人の判断にまかせるのもひとつの方法です。

また、町内会など近隣への連絡も、まずは町内会長や親しい知人に連絡をしておいて、後はまかせてもかまわないでしょう。

通夜や葬儀の打ち合わせのためにも、お寺・神社・教会への連絡は忘れずに行いましょう

先祖代々のお墓をまつってある菩提寺がある場合には、すみやかに連絡をしましょう。死亡したことを告げ、葬儀の日程や場所、僧侶の人数、戒名などについての打ち合わせを行います。もし、葬儀を行う場所が菩提寺から遠くて僧侶が来られないような場合は、同じ宗派の寺院を紹介してもらうように頼みましょう。

菩提寺が無いない場合には、葬儀社に依頼して寺院を紹介してもらうことも出来ます。宗教や宗派が決まっているのなら、同じ宗教や宗派の寺院を紹介してもらうように相談しましょう。霊園等にお墓があって、菩提寺が無い場合も同様に、葬儀社に相談しましょう。

神道の場合は、故人が氏子になっている氏神の神官に連絡をします。本人がキリスト教徒で、神父や牧師が臨終に立ち会っていた場合には、引き続いて連絡をとり合います。臨終に立ち会っていないときには、ただちに所属教会に連絡しなければなりません。




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