仏壇の知識

仏壇の購入

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仏壇の購入時期

新しい仏のために仏壇を購人する場合には、四十九日の忌明けの法要までに用意します。それ以外の場合には、仏壇を購入する時期に特別な決まりはありません。お彼岸やお盆、家の建て替えなどに合わせて購入することも多いようです。

誰も亡くなっていないのに仏壇を買うと不幸を呼ぶなどという人もいますが、まったくの迷信ですので、心配する必要はありません。

仏壇の選び方

仏壇を安置する場所を決めたら、その場所の間口、奥行き、高さを正確に測ってメモしておきます。また、仏壇は観音開きで両側に扉が開くので、そのスペースも念頭に入れておきましょう。

次に予算です。仏壇を購入すれば必ず仏具も必要ですから、それらを合わせた総予算をあらかじめ決めておきましょう。最近は仏壇と仏具がセットになっていることも多いようですが、本尊や飾り方が宗派に合っているか、仏壇に見合っているか、不足はないかなどを確認することが大切。事前に菩俔寺に相談するのもよいでしょう。

新しく仏壇を購入したら

新しい仏壇を購入したときは、菩提寺に「開眼法要」をお願いします。「入魂法要」、「御魂入れ」とも呼ばれ、本尊や位牌が「尊像」に生まれ変わるための大切な儀式です。この際、仏壇に対しては本尊を安置する清浄な場所にするための清めの儀式を行います。

なお、仏壇を買い換えた場合、古い仏壇はお寺か仏具店に供養してもらってから処分をしましょう。

四十九日の忌明けまでは白木の位牌(仮位牌)を飾っておきますが、開眼法要のときまでには、漆塗りか唐木の本位牌を用意しておかなければなりません。本位牌は仏具店で購入し、戒名を入れてもらいます。この際、扶養になった白木の位牌は、忌明け後に菩提寺に納めます。

仏壇・仏具の購入予算

仏壇・仏具を購入するときは、最初に仏壇を決め、それに合わせて仏具をひとつずつ選んでいくのが一般的です。しかし、あまり高価な仏壇を選んでしまうと予算をオーバーしてしまうことがあるため、仏壇本体を総予算の7割くらいに設定しておくといいようです。

開眼法要の謝礼

菩提寺に開眼法要をお願いしたときには謝礼を包みます。奉書紙に包むか白封筒に入れて水引をかけるときは、お祝い事なので紅白蝶結びにします表書きは「御礼」や「開眼法要御礼」とすればいいでしょう。四十九日の法要とあわせて行うときには「お布施」でもかまいません。金額は年忌法要と同額程度(3万円か5万円)が一般的なようです。

仏具の種類と意味

仏壇にはさまざまな仏具が必要ですが、宗派を問わず欠くことができないのが三具足です。
◆香炉/線香や抹香を焚くための道具です。宗派によって焚き方が異なります。
◆花立て/生花や常花(金蓮華)を飾るための道具です。花はあまり丈が高くならないようにします。
◆火立て/ロウソクを立てる道具です。ロウソクは法要の種類によって色や長さが変わります。
※中央に香炉を置き、向かっ て右側に火立て、左側に花 立てを配置します。




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