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自然葬とは

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自然葬

「自然葬」とは遺灰(火葬した遺骨を細かく砕いたもの)を海や山にまく(散骨する)ことです。遺灰はやがて土に還ることから、人間にとってはきわめて自然な埋葬方法だというのが、その考え方です。近年特に、自然葬に関心を持つ人が増えています。自然葬の普及を推進しているNPO法人「葬送の自由をすすめる会」によれば、設立以来、十数年で実際に散骨を行った人はすでに1700人以上に達しているそうです。

散骨には法律的な手続きは必要なく、提出書類も不要です。ただし、マナーは守らなければなりません。散骨を「勝手に海や山に骨を捨てること」と考えていたら大きな間違いです。まして、お墓に埋葬するのに比べてお金がかからないというのは誤解です。

散骨する遺骨は、他人に不快感を与えないように、そしてなるべく早く自然に還すように粉末状にしなければなりません。また、散骨する場所も、海なら漁場などは避けなければなりませんし、山の場合は必ず持ち主に許可をもらう必要があります。少なくとも、個人で勝手にできるものではないのです。

墓地以外に遺骨を埋葬するのは埋葬法違反ですが、現在のところ、散骨を規定する法律も禁止する法律もありません。法務省も「葬送の一環として節度を守って行われる限り違法とは言えない」という見解を示しています。

海洋葬とは

自然葬の中でも、もっともポピュラーなのが、海に散骨する「海洋葬」ではないでしょうか。一般的な海洋葬は、船で他人の迷惑にならない沖合まで出て散骨します。船をチャーターするために、個人で行うとなると数十万円も費用がかかってしまいます。最近は海洋葬を取り扱う葬儀社なども増えており、このようなケースでは何人かが合同で行うため、費用も安くすむようです。

なお、個人で行う場合には、場所の選定は慎重に行う必要があります。海水浴場などの人が集まる場所や養殖場などは厳禁です。沖合でも漁場や釣り場になっているところは避けましょう。海上交通のルールを守るとともに、自らの安全にも十分に注意をします。また、花束や大きな花環などを海へ投げ入れるのもマナー違反。細かい花びらなどにしましょう。

海洋葬の流れ
  1. 遺骨の保管 … 火葬した遺骨は、骨壺などに入れて散骨するまで自宅で保管しておきます。
  2. 遺骨の粉末化 … 散骨する前に、遺骨を粉末化しなければなりません。飛び散らないように遺骨を布の袋などに入れて硬いもので叩いて粉砕します(個人ゆかりの文鎮やゴルフクラブなどを使う事が多いようです)。遺骨を粉砕するのに抵抗がある場合には、業者に依頼することも出来ます。
  3. 散骨 … 遺族が船に乗って現地まで行き、自らの手で散骨するケースと、遺族は乗船しないで散骨は業者にまかせるケースがあります。
海洋葬の費用の目安

「NPO法人 葬送の自由をすすめる会」が行っている海洋葬の費用は次の通りです。

  • 自然葬基金    3万円
  • 年会費    3千円
  • 個人葬    10万~20万円
  • 合同葬    5万~10万円
  • 文書作成費用    2千円

樹木葬とは

樹木葬墓地内で、遺骨を骨壺に入れずに直接土に埋め、墓石の代わりに樹木を植えるのが「樹木葬」です。墓地として許可を得ている里山に、直接、遺骨の埋葬をします。散骨ではありませんが、感覚的には自然葬の一つと言えるでしょう。

問い合わせ先: http://www.jumokuso.or.jp

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