仏壇の知識

仏壇の平均費用はいくら?

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「葬式の平均費用」もよく話題になるものではありますが、これと同じように話題になるのが「仏壇の平均費用」です。

 これはいくらくらいかかるのでしょうか?

 <仏壇の平均費用は35万円程度>

 仏壇の平均費用を知る手がかりとなるのは、「いい仏壇」の「仏壇 購入実態調査2017」です。

これは2017年の10月に8日間にわたって行われたアンケートで、有効サンプル数658件が得られたものです。

 これによると、仏壇の平均費用は、341268円ということが分かっています。

 ボリュームゾーンもこのあたりで、「5万円~15万円」が24パーセント、「15万円~25万円」が22パーセント、「25万円~35万円」が19パーセントとなっています。また、35万円以上100万年以下の層も、合わせて29パーセントいます(35万円~50万円の層と、50万年~100万円の層を合わせた数字)。

 この数字は、かなり現実に即しているものだと思われます。全国的な平均価格を見れば、このあたりに収まると考えるのが妥当でしょう。

ただ、同社が2011年の6月に536名を対象として、地域別にとった統計結果では、近畿地方は比較的高い仏壇を購入していることも分かっています。ボリュームゾーンはほかのところとあまり変わりありませんが、100万円以上の仏壇を購入した人も10パーセント程度存在するため、ここから仏壇の平均費用を求めると、また数字が変わってくるかもしれません。

 ちなみに、あくまで体感ではありますが、実際の購入においては、「予算は50万円程度まで」としている方が多いように見られました。

50万円のなかでやりくりをする」ということを考えれば、それの7割程度にあたる35万円ほどで収まった、という人も多いように見受けられます。

  出展:

いい仏壇「第1回 お仏壇の全国購入動向調査」
https://www.e-butsudan.com/02_questionnaire.html

 

いい仏壇「仏壇実態調査2017
https://www.e-butsudan.com/07_questionnaire.html

  

<現在の仏壇のあり方について>

 「仏壇の平均費用は35万円程度」と聞いたとき、「高い」と感じる人もいれば「安い」と感じる人もいるでしょう。

しかし、昔の仏壇は100万円を超える高価なものであることも珍しくなく、またサイズも今よりも大きいものが多い傾向にありました。和室の床の間の横に、どんと仏壇が据えられていた……という記憶を持っている人も多いのではないでしょうか。

 しかし現在は、このような仏壇はそれほどメジャーではなくなってきています。

 上で挙げたデータの続きを見てみると、購入者のうちのちょうど半分が「仏壇のサイズを重要視した」と答えています。わずかながらではありますが、特に家のスペースが地方よりも狭くなりがちな首都圏ではこの傾向が強く表れています。

仏壇は、「先祖を祀るためのもの」ではありますが、「亡くなった大切な家族と対話をするためのもの」と考える人も多いため、より生活に密着した、生活と折り合いのつく仏壇が求められるようになったのだと考えられます。

 かつては、家の中心として仏壇が考えられていました。しかし現在では、「家のかたちやインテリアに合わせて仏壇を考える」という人も多くなり、デザインを重要視して仏壇を選ぶ人も増えています。

  <仏壇の平均費用を知り、自分や故人の願いに即したものを選ぶ>

 このように、現在の仏壇のあり方は、昔とは大きく変わってきています。葬儀関係でも、平均額や費用がはっきりとわかるかたちで取り上げられることも増えてきました。

そのなかで、仏壇の平均費用を知ることは、仏壇購入の際の一つの目安となってくれるでしょう。

また、「デザインはほとんど同じなのに、金額が一ケタ違う。これはなぜですか?」などのように、仏壇業者に質問をするときにも役立ってくれる知識でもあります。

 ただ、仏壇はあくまで、「遺された家族の心を安らげるためのもの」です。

現在は仏壇や葬式の縮小化もよく取り上げられていますが、これは「縮小(あるいは安価)にしなければならない」というわけではありません。

 「亡くなった大切な家族のために、最後に盛大な葬式を挙げて、大きくて立派な仏壇を構えてあげたい。仏壇の平均費用が35万円程度だというのであれば、100万円程度のものを作ってあげたい」と考えるのであれば、そのようにすればよいでしょう。

また逆に、「亡くなった人は、生きている私たちのためにお金を遺したいと言ってくれていた。仏壇も、大きすぎるものではなく、生前の故人同様、さりげなく私たちの心の支えになってくれるものがよい」と考えるのであれば、小さい仏壇を購入するのもよいものです。

 仏壇のかたちにも、弔いのかたちにも、「こうしなければならない」「これくらいの金額をかけなければならない(あるいはこれ以上の金額をかけてはいけない)」という決まりはありません。

旅だった大切な故人と、遺された遺族のために、仏壇も葬送儀式もあります。そのあたりと、仏壇の平均費用を踏まえて、自分の家に合う仏壇を考えていくとよいでしょう。またもちろん、仏壇を持たないというかたちで供養していくことも可能です。

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