お葬式の後の手続き

お葬式の後にする事務処理

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葬儀が終わり、精進落としがすんだら、家の中や外回りの後片付けを行います。喪主や遺族代表は世話役から事務の引き継ぎを行わなければならないので、後片付けは手のあいている遺族や親戚が中心になって行いましょう。

家の中では、移動していた家具などを元の位置に戻します。ただし、祭壇のある部屋はそのままにしておきます。また、絵画や装飾品なども忌明けまでは控えましょう。家の周囲を清掃し、道順を示す案内札や立て看板なども撤去します。張り紙などをさせてもらった家にはあいさつも忘れずにしておきましょう。

まず、芳名帳、香典帳、供物帳、弔電、弔辞などを受け取ります。次に、納品書、領収書、請求書など、葬儀にかかった費用に関する書類などを整理します。そして、入金、出金、未払いなどの金額を出納帳と照らし合わせて確認しましょう。

特に、香典などの現金を受け取るときには、必ずその場で出納帳と照らし合わせることが大切です。世話人などに立て替え払いしてもらった分は、できるだけ早く清算します。後になって金銭面でのトラブルが起きないように十分注意しましょう。

お葬式の翌日以降の事務処理

葬儀費用は通常、葬儀の数日後に葬儀社から請求書が郵送されてきます。総額が見積金額よりも高くなっていることもありますが、多くは、弔問客の人数が増えて追加された返礼品など、見積もり後の変更分です。請求書と見積書を照らし合わせて内容を確認します。

納得できない点があれば、遠慮せずに問い合わせましょう。支払いは銀行振込が一般的ですが、金額が大きいので、現金の取り扱いには注意しましょう。葬儀にかかった費用は相続税の控除対象になります。出納帳は明細を出来るだけ細かく記載して領収書や請求書などの書類は、相続のときに、必要になるので、なくさないようにきちんと保管しておきましょう。

なお、最近は少なくなりましたが、お世話になった担当者に心づけを包むこともあります。もし、本当によくしてくれたと感じたのであれば、5千円から1万円を目安に渡してもいいでしょう。葬儀にかかった費用で、直接、業者などに支払うものもあります。これは、葬儀社が代行で手配して立て替えた費用で、多くの場合、葬儀費用に含まれていませんので注意が必要です。

たとえば、通夜ふるまいや精進落としのときの仕出し料理や飲み物などです。請求書を確認して、早めに支払うようにしましょう。花環や生花なども、葬儀社が立て替え払いしているケースとそうではない場合があります。

喪服の手入れもなるべく早いうちにすませたいものです。洋服は脱いだらすぐにハンガーに掛け、クリーニングに出すか、十分に風を通してからしまいましょう。

和服は、襟や袖口、脇が汗などで汚れていれば、ベンジンを含ませたガ一ゼで軽くたたいて落とします。その後、和服用のハンガーに掛けて乾燥させてからしまいます。




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