危篤から臨終の対応

訃報を受けた時の対応で気を付けること

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訃報連絡

危篤や臨終の知らせを受けたら、とにかくすぐに駆けつけることを考えます。危篤や臨終の知らせには「できれば最期を看取ってほしい。死に目に会ってもらいたい」という本人や家族の強い願いが込められているからです。通常は身内や親戚が中心になりますが、ごく親しい友人や知人が呼ばれることもあります。

自分が近親者である場合には、何をさしおいても駆けつけるようにしましょう。もしものときには、実務面でも精神面でも、家族の支えにならなければいけません。

遠隔地に住んでいる場合には、2~3日は泊まれるように準備をしてから駆けつけましょう。家に残る家族には、万一の場合の連絡などを託します。また、自分の仕事についても、不在の間の影響を最低隕におさえられるように準備をしておきます。

臨終に間に合ったときは、家族とともに心を込めて見送ります。残念ながら間に合わなかったときには、悲しみに打ちひしがれている家族にきちんとお悔やみを述べ、手助けを申し出ます。葬祭では、近親者は遺族にとって何よりも心強い存在です。積極的に手伝いましょう。

弔問に駆け付ける際には

自宅で行うにせよ、斎場で行うにせよ、葬儀にはとにかく多くの人手が必要です。関係者への連絡、通夜や葬儀の手配、僧侶との打ち合わせ、家の内外の片付けなど、早急にすべきことがたくさんあります。また、訃報を聞いて弔問に駆けつけてくる人への対応や、役所への届け出もしなければなりません。

こうしたことは近親者が率先して手伝わなければなりません。ことに、不幸があまりにも突然だった場合や、遺族がみな若くて葬祭に慣れた人がいない場合など、遺族はどうしてよいかがわがらずに困り果ててしまいます.

ただし、遺族の依頼を受けて仕切っている人がいる場合、あるいは故人や遺族とそれほどまでに親しくないような場合には、葬儀の進行に関わる重要なことには、あまり立ち入らないように気をつけましょう。

弔問に行けない場合には

臨終の知らせを受けても、本人が病気であったり、高齢である場合など、どうしても弔問に行けないことがあります。このような場合には、「代理人」を立てることができます。代理人になるのは、本人の妻や長男・長女など、原則として家族に限られます。代理人が故人と面識がないことは特に問題ではありません。

代理人として弔問した場合には、「自分が代理人であること」と「本人が弔問に来られなかった理由」を遺族側にきちんと説明しましょう。

代理人を立てずに電話でお悔やみを述べることもできます。ただし、遺族の方々は通夜や葬儀の準備で立て込んでいることが多いので、わざわざ電話口まで呼び出さずに、電話に出た人に弔意を伝えるようにしましょう。電話ではなく弔電にしたほうがよい場合は、弔電だけではなくお悔やみの手紙を出します。

臨終の知らせを受けるべき人が、仕事の都合などで不在のこともあります。このようなケースでは、電話を受けた人はすみやかに本人に連絡をとります。

連絡を受けた本人は、できる限り都合をつけて駆けつけるように努力しますが、どうしてもかなわない場合には、代理人を立てることにします。

身内の結婚式や出産などの慶事が間近に控えているときには、弔問を遠慮するのが礼儀です。弔電を打つかお悔やみの電話をかけ、弔問にうかがえないことを丁寧に詫びます。ただし、理由を事細かに説明する必要はありません。

知人の慶事と重なったケ-スでは、時間の調整がつく場合には両方に出席してもかまいません。どちらか一方を選ばなければならないときには弔事を優先させるべきでしょう。葬儀はその人にとって最後の儀式だからです。

 訃報をお葬式後に知った時の対応方法

なんらかの理由で訃報が伝わらなかった場合には、知った時点ですみやかに弔意を表します。ただし、いきなり弔問することは避けましょう。葬儀の後で遺族は疲れているかもしれません。また、遺族があえて訃報を広く伝えなかったということもあります。

まずは電話で「亡くなったのをいま知ったこと」を伝え、葬儀に出席できなかったことのお詫びとお悔やみの気持ちを伝えましょう。その後に、弔問に出向いていいかどうか、遺族の都合と気持ちを確認します。気持ちの押し売りにならないように、くれぐれも気をつけましょう。

弔問には香典と供物を持参します。故人へのお悔やみと、遺族へのねぎらい、そして葬儀に参列できなかったお詫びの気持ちを、心を込めて伝えましょう。

納骨がすんでいなければ後飾り壇に線香をあげます。納骨後であれば仏壇や御霊舎にお参りします。遺族が疲れていることもあるので、長居はせずに早めに退去するのがマナーです。弔問をしない場合には、お悔やみ状を送ります。




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